
【30】 numbers are beautiful / 数は美しい

【30】 numbers are beautiful / 数は美しい
If you don’t see why, someone can’t tell you. I know numbers are beautiful. If they aren’t beautiful, nothing is—Paul Erdős
君がその答を知らないのであれば、他の誰も答えることはできない。私は数が美しいということを知っている。もし数が美しくないのなら、美しいものなど何も無い—ポール・エルデシュ
元祖ノマドな天才数学者のポール・エルデシュの言葉にインスパイアされてデザインされた作品です。
はっきりと「数は美しい!」と言い切る天才学者の言葉は、思わず唸ってしまう鮮烈さ。
、、、この文章の前には、以下の言葉があります。
Why are numbers beautiful? It's like asking why is Beethoven's Ninth Symphony beautiful
数は何故美しいのかって? それはベートーベンの交響曲第九番がなぜ美しいのかと訊ねるようなものだ。

「3」と「0」
そんなエルデシュの言葉に、【3】と【0】の数字をあわせてデザインされたのがこのポスターです。
三原色、物質の三態、三位一体、三神一体など、「3」という数字には形而上的なバランスと美しさがあります。
また、『バッハの作品には「3」という数がたくさんあります。30の変奏があり、そのうち、3番目の変奏はすべてカノンです。それによって、3曲ずつ10部分からなっている』と語るのはサー・アンドラーシュ・シフ。
そして、「宇宙という書物は数学の言葉で書かれている」とガリレオは言いました。人知を超えて自然や宇宙にある法則には、きっと素朴なロマンがあるのでしょう。厳密には「数の美」と「数学の美」は異なりますが、純粋に「30」という数字のかたちやストレートなインパクトはとてもクールだと思うのです。
ポスター上部に記載されている文章はやはり数学者であり、かつ哲学者でもある賢人ピタゴラスの言葉。
Numbers rules the universe—Pythagoras
万物の根源は数である—ピタゴラス
同じシリーズの【60】はどちらかというとミニマルで静的ですが、こちらはダイナミック。背景全面に少々粗めの漆喰の画像(解像度は高いです)を使用し、よく見ると左上から斜めに陽が射しており、ストリートアートのひとコマの様でもあります。文字はヘルベチカ・フォントを使用しています。







