インテリアのためのデザインポスター

どうぶつせかいちずの新しい解釈

新しい解釈
の世界地図

陸地の本当の地形

地球表面を投影する平面地図(メルカトル図法)を作成する場合、どうしても地形が歪んでしまいます。そこで、平面地図だけでなく、球体の本当の地形を俯瞰できるように、地図上部に地球儀の側面図を4つ配しました。


グローバルな配置

地図の中心を日本にするのではなく、イギリス、ヨーロッパが中心の配置としました

これが世界でのスタンダードな地図の配置(英国グリニッジ天文台を通るグリニッジ子午線を「経度0度」とし、地図の中央に配置)で、海外で見ることの多い、世界で最も多く出版されている地図の配置です。

この配置だと、地図上の西に「西欧」、中部に「中東」、東には「極東」が配置されることになります。グローバルな知育にも役立つことでしょう。

そして「日の出ずる国」とも呼ばれる日本が、地図の一番東側に位置する事になります。

(日本を地図の中心にした場合には、自分を中心にした見やすさはありますが、地図の「東側に西欧」、「西側に極東」が配置されることになってしまいます。


南極と北極

「南極」はどこの国にも属していないので、国名を記載する必要がありません。

このため、通常の世界地図(国々の地形や国の名称を記載することが主な目的の地図)では省略される事もあるのですが、本作品では、地球上にあるおおきな大陸として扱っています。

一方、「北極」は大陸ではなくただの氷です。「北極」という場合、北極点、北極海の周辺地域を指す言葉で、特に具体的な大陸名ではないので掲載はされていません。


文字と配色デザイン

全ての国名と首都名を英語と日本語で記載しています。そしてインテリアのための地図としてのデザインも追求しました。

文字が小さくてもできるだけ判読しやすく、かつおしゃれで品の良さを感じるよう、落ち着いた色を配色し、フォントにはサンセリフ体 (ゴシック体)のみを使用。

既存の地図では、なぜか併用されることの多いセリフ体 (明朝体) を排除し、モダンですっきりしたデザインにしています。

2つの眺めがある世界地図

細部まで詳細に描かれた地図なので、国名、首都名などの文字は、場所によってとても混み入っており、ポスターにかなり近寄って(まるでウィリーを探すかのように)、じっくりと見る楽しさがあります。

小さな文字は2mmほどになりますが、つぶれるような事なく、しっかりしたクォリティを実感できる鮮明な印刷です。

一方で、ある程度離れた場所遠からこの地図を見た時のための(日常ではその方が多いと思いますが)、もうひとつの眺めとして、ポスター全体に「THE PLANET EARTH」(この惑星地球)という英文字を大きく敷き詰めています。

詳細な地図としての役割に加えて、大胆なグラフィックで「地球」を感じることができる、インテリアのためのデザインポスターとしてもおたのしみください。